NO68:琴弾山 神恵院
神恵院と次の六十九番観音寺は、琴弾山の中腹の同じ境内の中にあります。一ヶ所に二つの札所があるのは四国八十八ヶ所中ここだけ。それにはこんなお話が伝わっています。奈良時代のこと。西の空がにわかに鳴動して太陽は輝きを失いました。その時、この地で修業をしていた日証上人は浜で、海のかなたに漂う小舟から琴の音とともに「われは八幡大明神なり。この地の風光妙なり。仏法守護のため、当山にとどまらん」というお告げを聞きました。驚いた日証上人は、里人と力を合わせてその神船と琴を琴弾山の山上に引き上げて社殿をつくり、琴弾八幡と名付けました。神恵院は日証上人が琴弾八幡の別当地として開創。その後、お大師さまがこの地を訪れ阿弥陀如来の尊像を本尊として、琴弾八幡を琴弾山神恵院という名に改め、六十八番札所とされました。




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