天平十年に行基菩薩が道端にあった聖観世音菩薩を刻んで、小さなお堂の中に安置したのが寺の始まりです。お大師さまは唐から無事戻った時、寺を訪れ大願成就を謝して供養塔を建立し、天長二年諸堂を改修、札所と定められました。札所巡りもこの寺を終えると、残りは一ヶ寺のみということで心を改め、気を引き締めなければ、という気持ちになるとか。しかし年に二・三人は寺に入ろうとすると、激しい吐き気がしたり、目まいがしたりで足を踏み入れることが出来ない人もいるようです。何か心に罪深いものを持っているため、お咎めを受けているのではないか、と言われています。このような時は今まで訪れた寺の御本尊の真言を唱え、困っている人には惜しまず手を差し伸べようという気持ちを持ち清らかな心を心掛けると晴々とした気持ちで八十八番へ行くことが出来ると言われています。



